
「どこが有名な観光地かわからない」
「効率的良く主要観光地を回りたい」
初めて京都を観光する際に、よくある悩みだと思います。
この記事では、京都の嵐山周辺に絞って、「効率良く満喫する1日モデルコース」をご紹介します。
京都で7年間過ごした筆者が、モデルコースを組んでいるので、ぜひ参考にしてみてください!
所要日数

嵐山周辺は、渡月橋や天龍寺等の見どころがありますが、主要観光スポットは狭いエリアに集約されているため、1日あれば観光可能です!(基本的には徒歩でまわることができます。)
モデルコース概要

このモデルコースでは、嵐山周辺の主要観光地を1日で効率よくまわります。
嵐山は観光客で混雑しやすいため、朝早くから観光を始めます。人気のある混雑しやすいスポットは朝のうちに訪れ、比較的空いているスポットを午後に訪れるようコースを組んでいます。
また、観光地が近い順にコースを組んでいるので、移動もスムーズです。
特におすすめのスポットには「⭐︎」マークをつけています。時間が限られている場合は、⭐︎のついた場所を優先的に訪れてください。
①天龍寺⭐︎
② 嵐山竹林の小径⭐︎
③野宮神社
④ 御髪神社
⑤宝厳院
⑥渡月橋⭐︎
⑦大覚寺⭐︎
⑧車折神社
番外編① 松尾大社
番外編② 鈴虫寺
番外編③ 西芳寺
番外編④ 鹿王院
【モデルコースMAP】
1日モデルコース
①9:00 天龍寺


【営業時間】
庭園:8:30~17:00(受付終了16:50)
諸堂:8:30~16:45(受付終了16:30)
法堂「雲龍図」特別公開:9:00~16:30(受付終了16:20)
【定休日】
無休
(法堂「雲龍図」は、土日祝日のみ特別公開)
【所要時間】
60分
【料金】
庭園:500円
諸堂:庭園参拝料に別途300円
法堂「雲龍図」特別公開:500円
・1339年に足利尊氏が開基し、後醍醐天皇の菩提を弔う目的で、後嵯峨上皇の離宮跡地に夢窓国師が開山として創建
・室町時代の京都五山第一位を占め、「曹源池庭園」は、室町時代に夢窓国師が作庭した日本を代表する庭園の一つ
・日本で初めて史跡・特別名勝に指定され、1994年には「古都京都の文化財」として世界遺産に登録
②10:15 嵐山竹林の小径
(①から徒歩10分)

・約400メートルの散策路で、野宮神社から大河内山荘庭園へと続き、両脇にそびえる竹林が緑のトンネルを形成
・平安時代には貴族の別荘地だったといわれ、木漏れ日や竹の葉が風に揺れる音が心地よい
③10:20 野宮神社
(嵐山竹林の小径内)

【営業時間】9:00〜17:00(16:30受付終了)
【定休日】無休
【所要時間】30分
【料金】無料
・平安時代の小説『源氏物語』にも登場する、伊勢神宮に仕える未婚の皇女(斎王)が伊勢へ赴く前に身を清めた「野宮」に由来
・境内には樹皮付きの「黒木鳥居」や、クロモジで作られた「小柴垣」があり、必見
・縁結び・子宝・安産の神様として信仰される
④11:00 御髪神社
(③から徒歩10分)

【営業時間】
境内:24時間
社務所:9:00〜15:00
【定休日】不定休
【所要時間】30分
【料金】無料
・日本唯一の「髪」の専門神社
・理容・美容業界の始祖である藤原采女亮政之を祀り、髪の健康や美容に関する願い事が叶うとされる
⑤11:45 宝厳院
(④から徒歩15分)


【営業時間】9:00~17:00(受付終了 16:45)
【定休日】春・秋の特別拝観期間以外
【所要時間】45分
【料金】
庭園:700円(大人)、300円 (小中学生)
本堂特別拝観:別途500円(大人)、300円 (小中学生)
・天龍寺の塔頭寺院
・ 「獅子吼の庭」は、嵐山を借景とした回遊式庭園の傑作
・通常は春と秋の年2回のみ特別公開される名園
12:30ランチ
嵐電「嵐山駅」周辺には、食事処がたくさんあるため、ランチをとりましょう。駅前には、食べ歩きを楽しむことができるお店も多いです。
⑥13:30 渡月橋
(⑤から徒歩10分)

・嵯峨野と嵐山を隔てて流れる桂川に架かる嵐山のシンボル
・848年ごろに僧道昌によって架橋したのが最初とされており、後年に現在の位置に角倉了以が架けたとされる
・現在架かっている橋は1934年に完成
⑦14:15 車折神社
(⑥から徒歩と嵐電で10分)


【営業時間】9:30 ~ 17:00
【定休日】無休
【所要時間】45分
【料金】無料
・平安時代の漢学者・清原頼業を祀る神社
・ご利益は学業成就、金運、良縁など様々
・境内には芸能の神様である天宇受売命を祀る末社の「芸能神社」があり、多くの芸事が上達を願う人々が訪れる
⑧15:30 大覚寺
(⑦から徒歩30分)


【営業時間】9:00〜17:00(16:30受付終了)
【定休日】無休
【所要時間】30分
【料金】
お堂エリア:500円(大人)、300円(小中高学生)
大沢池エリア:300円(大人)、100円(小中高学生)
・1200年以上の歴史を持つ真言宗大覚寺派の総本山
・平安時代に嵯峨天皇の離宮として造営されたのが前身で、恒寂入道親王が開山となり成立
・日本最古の人工庭園「大沢池」や、狩野山楽が描いた豪華な障壁画が残る宸殿等が見どころ
・嵐山から少し離れた場所に位置しており、電車等も走っていないため、タクシーを利用しても良い
17:00 観光終了
1日モデルコースはこれにて終了。
嵐電「嵐山駅」まで戻り、ディナーをとりましょう。
番外編
他の観光スポットよりは優先順位が低くなってしまうものの、時間に余裕があればぜひ訪れてみたいスポットもご紹介します。
番外編① 松尾大社


【営業時間】
境内:5:00~18:00
庭園・神像館:9:00〜16:00(平日、土曜)、9:00〜16:30(日曜、祝日)
【定休日】無休
【所要時間】45分
【料金】
境内:無料
庭園・神像館:500円(大人)
・京都最古級の神社の一つで、秦氏が氏神として信仰したのが起源
・祭神は酒造りの祖神としても名高い大山咋神と、水の神様である市杵島姫命
・重要文化財の「松尾造り」の本殿、重森三玲氏が手掛けた庭園「松風苑三庭」、そして酒の神様の霊水「亀の井」等が見どころ
番外編② 鈴虫寺

【営業時間】9:00~17:00 (16:30受付終了)
【定休日】無休
【所要時間】60分
【料金】500円(大人)、300円(子供)
・正式名称は「華厳寺」で、一年を通して鈴虫が鳴くことから鈴虫寺の通称で親しまれる
・江戸中期の1723年に鳳潭によって創建され、現在は臨済宗の単立寺院
・本尊は 大日如来で、境内の庭園や、わらじを履き願いを一つだけ叶えてくれる「幸福地蔵」が有名
番外編③ 西芳寺

【営業時間】事前申し込み制
【定休日】不定休
【所要時間】60分
【料金】4000円以上
・「苔寺」の通称で知られる臨済宗寺院
・奈良時代の行基が開創し、鎌倉時代の夢窓疎石が再興したとされる
・約120種の苔で覆われた池泉回遊式庭園は「古都京都の文化財」としてユネスコ世界文化遺産に登録
・参拝には往復はがきかオンラインでの事前申し込みと、本堂での写経などの宗教行事への参加が必要
番外編④ 鹿王院


【営業時間】9:00~17:00
【定休日】不定休
【所要時間】60分
【料金】600円 、300円(小中学生)
・臨済宗系単立寺院で、足利義満が建立し、春屋妙葩を開山とした宝幢寺の開山塔が起源
・応仁の乱で宝幢寺は焼失したが、再建され、嵐山を借景とした枯山水の庭園、義満自筆の扁額、金閣寺と外観が似た舎利殿が特徴
まとめ
自身が訪れたコースを基に、主要な観光スポットを網羅するモデルコースを紹介しました。嵐山周辺を訪れる方は、清水寺周辺や銀閣寺・南禅寺周辺を併せて訪れる方が多いと思います。
以下の記事では「清水寺周辺 1日モデルコース」、「銀閣寺・南禅寺周辺 1日モデルコース」を紹介しているので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。
それでは、良い京都観光を!