
ヘルシンキへ観光に行くけど、「どこが有名な観光地かわからない」「効率的良く有名な観光地を回りたい」などとお悩みではありませんか?
今回は実際にヘルシンキを観光した筆者が、初めて訪れる方必見の「効率よくヘルシンキを満喫するモデルコース」をご紹介します。是非参考にしてみてください!
おすすめ度
★★★★★(5段階評価)

・美しい自然とモダンな都市文化が融合した都市
・バルト海沿いに位置し、豊かな歴史やデザイン性の高い建築物が並ぶ町並みが特徴
・コンパクトな街なので、観光スポットも徒歩で回りやすい
・日本からヘルシンキ・ヴァンター空港まで直行便もあり、約10時間半で到着
・ヘルシンキからエストニアのタリンまでフェリーで2時間程度で行くこともできる
所要日数

最低でも2日間の滞在日数を見越しましょう。2日間あれば、ヘルシンキだけでなく、エストニアのタリン主要観光地を網羅することができます。
この記事では、ヘルシンキ、タリンの主要スポットを巡る2日間のモデルコースを紹介していきます。
モデルコース1日目 ヘルシンキの主要観光地を巡る
1日目は、ヘルシンキ大聖堂やスオメンリンナ島をはじめとした観光名所を巡ります!1日目に巡る観光スポットは、下記の通りです。
① ヘルシンキ中央図書館
②テンペリアウキオ教会
③カンピ礼拝堂
④ムーミンショップ・エスプラナーディ
⑤エスプラナーディ公園
⑥ランチ「Restaurant Savotta」
⑦ヘルシンキ大聖堂
⑧ウズペンスキー教会
⑨オールドマーケット
⑩スオメンリンナ島
⑪ディナー「Restaurant Zetor」
【1日目モデルコース】
①9:00 ヘルシンキ中央図書館


【営業時間】
8:00〜22:00(月曜〜金曜)
10:00〜20:00(土曜、日曜)
【定休日】無休
【所要時間】45分
【料金】無料
【予約】不要
・2018年に開館し、翌年には国際図書館連盟により「世界最高の図書館」に選出
・ガラスとスチールを組み合わせた構造で、大量の木材を使用したファサードが目は必見
・1階には映画館やカフェ、2階は交流施設、3階は10万冊の書籍が並ぶ「本の天国」がある
・最上階のテラスからはヘルシンキの街並みを一望できる
②10:00 テンペリアウキオ教会
(①から徒歩10分)


【営業時間】
10:00〜17:00(月曜〜金曜)
10:00〜13:15、14:15〜17:00(土曜)
12:00〜17:00(日曜)
【定休日】教会行事中
【所要時間】30分
【料金】€8
【予約】不要
・1969年に建設され、「岩の教会」とも呼ばれる
・固い岩石を5~10m掘り下げ、天井は直径24mの銅製のドームで囲まれている。
③10:45 カンピ礼拝堂
(②から徒歩10分)


【営業時間】
10:00〜18:00(6〜8月)
10:00〜17:00(9〜5月)
【定休日】土曜、日曜(9〜5月)
【所要時間】30分
【料金】無料
【予約】不要
・2012年に建築家ミコ・スマネン、キンモ・リントゥラ、ニコ・シルラによって建設
・モミの木を何十層にも重ねて造られている
・チャペル・オブ・サイレンス(静寂の礼拝堂)とも呼ばれており、静寂の中で自分の心に耳を傾け、心の安らぎを与えることを目的としている
④11:30 ムーミンショップ・エスプラナーディ
(③から徒歩10分)


【営業時間】
9:00〜20:00(月曜〜金曜)
10:00〜19:00(土曜)
10:00〜18:00(日曜)
【定休日】無休
【所要時間】30分
・2023年11月にオープンしたムーミンのフラッグシップストア
・フィンランドにあるムーミンショップで最大規模
・トーベ・ヤンソンの小説『ムーミン谷の夏まつり』の一場面を表現した店内
⑤12:00 エスプラナーディ公園
(⑥から徒歩数分)

・ヘルシンキ中心部にある緑豊かな教会
・園内にはヘルシンキの偉人たちの像が置かれる
・夏にはコンサートなどさまざまなイベントが行われる
⑥12:30 ランチ「Restaurant Savotta」
(⑤から徒歩5分)

エスプラナーディ公園周辺でおすすめのレストランは、「savotta」!伝統的なフィンランド料理を楽しむことができます。
⑦13:30 ヘルシンキ大聖堂
(⑥から徒歩数分)


【営業時間】
・6〜8月
9:00〜17:00(月曜〜木曜)
9:00〜14:00(金曜)
・9〜5月
9:00〜18:00(月曜〜土曜)
11:00〜18:00(日曜)
【定休日】無休
【所要時間】30分
【料金】€8
【予約】不要
・1852年に建設された、白の外壁と緑色のドームのコントラストが美しい大聖堂
・当初はニコライ教会とよばれていたが、1959年に大聖堂が正式名称に
・現在も福音ルター派の総本山として機能
⑧14:00 ウズペンスキー教会
(⑦から徒歩5分)

【営業時間】
・6〜8月
9:30〜18:00(火曜〜金曜)
10:00〜15:00(土曜)
12:00〜15:00(日曜)
・9〜5月
9:30〜16:00(火曜〜金曜)
10:00〜15:00(土曜)
12:00〜15:00(日曜)
【定休日】月曜
【所要時間】30分
【料金】無料
【予約】不要
・北欧最大規模を誇るロシア正教の教会
・スラブ・ビザンチン様式の建物で、赤レンガ造りの重厚な外観と、黄金色に輝くクーポラが特徴
・内部の天井には青地にたくさんの星が描かれている
⑨14:45 オールドマーケット
(⑧から徒歩10分)


【営業時間】8:00〜18:00(月曜〜土曜)
【定休日】日曜
【所要時間】30分
・マーケット広場に隣接した一角にある、レンガ造りの建物
・内部には生鮮食品からチョコレート等の食料品のお店が25軒並ぶ
・お土産選びや間食にピッタリ
⑩15:30 スオメンリンナ島
(⑨のあるマーケット広場からフェリーで15分)


・スウェーデン統治下の18世紀後半、ロシアからの侵攻を防ぐために造られた要塞
・1991年に世界遺産登録された
・島には、博物館やカフェ、レストランがあり、いくつも掘られたトンネルがある
・博物館等をじっくり観光したい場合は、もう1日時間を設けるのが良い
⑪ 18:30 ディナー「Restaurant Zetor」
(⑩からフェリーと徒歩で30分)

1日目のモデルコースはこれで終了。おすすめのレストラン2つ目は、「Restaurant Zetor」!伝統的なフィンランド料理を食べることができます。
モデルコース2日目 タリン旧市街を巡る
2日目は、世界遺産に登録されているタリン旧市街を巡ります!2日目に巡る観光スポットは、下記の通りです。
①ヴィル門
②聖カタリーナ広場
③ラエコヤ広場
④旧市庁舎
⑤ランチ
⑥市議会薬局
⑦聖オラフ教会
⑧太っちょマルガレータ
⑨アレクサンドル・ネフスキー大聖堂
⑩トームペア城(のっぽのヘルマン)
⑪コフトウッツァ展望台
⑫聖ニコラス
ヘルシンキからタリンへの行き方

・ヘルシンキからタリンに行く場合、フェリーで行くのが一般的で、3社が運航
・所要時間・タイムテーブルの関係からタリンクシリヤがおすすめ(約2時間、1日最大7便運航)
・タリンクシリヤの発着場所はヘルシンキ西港のターミナル2(通称T2)
①10:00 ヴィル門

・タリン旧市街の入口にある門
・14世紀に建設された城壁の一部で、現在は左右2つの塔が残る
・旧市街のメインストリートであるヴィル通りに位置し、門の前には生花店やビアホールが並ぶ
②10:20 聖カタリーナ通り
(①から徒歩5分)

・中世の面影を残す美しい小道
・ヴェネ通りとムーリヴァヘ通りを結び、石畳の道と石造りのアーチが特徴
・700年前にこの場所にカタリーナ教会があったことが名前の由来
・通りの北側にはドミニコ修道院、南側にはカタリーナ・ギルドと呼ばれる女性職人が中心の工房兼ショップが並ぶ
③10:40 ラエコヤ広場
(②から徒歩数分)

・旧市庁舎前の広場
・中央に羅針図が描かれた丸い石があり、ここから旧市街の5つの尖塔が見渡せる
・1441年に世界で初めてクリスマスツリーが置かれたということでも知られる
④11:00 旧市庁舎
(③から徒歩数分)

市庁舎
【営業時間】10:00〜16:00
【定休日】祝日
【所要時間】60分
【料金】€7、€5(学生)
【予約】要(9〜6月下旬)
塔
【営業時間】
11:00〜18:00
11:00〜16:00(9月土曜、日曜)
【定休日】祝日
【所要時間】60分
【料金】€6、€4(学生)
【予約】不要
・14世紀後半に建設された、北ヨーロッパに唯一残るゴシック様式の市庁舎
・現在は、コンサートや迎賓館として使用
・装飾が美しい「市民の間」、ユニークな木彫りが残る市議会ホールは夏季のみの公開
・塔からタリン旧市街を一望することができる
⑤12:00 ランチ「Restoran Olde Hansa」
(④から徒歩数分)

旧市庁舎周辺でおすすめのレストランは、「Restoran Olde Hansa」!伝統的なエストニア料理を堪能することができます。
⑥13:00 市議会薬局
(⑤から徒歩数分)

【営業時間】10:00〜18:00
【定休日】日曜
【所要時間】15分
・1422年より市庁舎広場に店を構え、営業を続けている老舗薬局
・1581年から1911年まで約330年間、10代に渡りバーチャート家が経営
・店の奥の部屋には17世紀から20世紀の薬剤・医療に関する骨董品が展示
⑦13:30 聖オラフ教会
(⑥から徒歩10分)

【営業時間】
10:00〜18:00(4〜6月、9、10月)
10:00〜20:00(7、8月)
【定休日】11〜3月
【所要時間】60分
【料金】€5、€3
【予約】不要
・ノルウェーの聖人王を祀った教会
・高さ124メートル塔は、タリン歴史地区ではもっとも高い建物
・タリン旧市街が一望することができる
・落雷が尖塔を繰り返し直撃し、建物自体は3度にわたり消失
⑧14:30 太っちょマルガレータ
(⑦から徒歩数分)

・高さ20メートル、直径24メートル、壁の厚さ4.7メートルの砲塔
・1511年から1529年にかけて、タリンの海の玄関口を守る為に建設
⑨15:00 アレクサンドル・ネフスキー大聖堂
(⑧から徒歩15分)

【営業時間】8:00〜19:00
【定休日】無休
【所要時間】30分
【料金】寄付
【予約】不要
・19世紀末、ロシア皇帝アレクサンドル3世の命により建立されたロシア正教会
・16~17世紀のモスクワやヤロスラヴリの正教会がモデル
・内部のイコン(聖像画)や聖人のモザイク画などは必見
⑩15:30 トームペア城(のっぽのヘルマン)
(⑨から徒歩数分)


・13世紀にデンマーク人が砦を築いた場所に、建てられた城
・18世紀後半に、ロシアのエカテリーナ2世によって宮殿のような外観に
・南西の塔「のっぽのヘルマン」は、エストニアの国旗を掲げ、国を象徴する存在
・現在は国会議事堂として使用
・城と議事堂内はガイドツアーでのみ見学可能(金曜11:00〜不定期開催)
⑪16:15 コフトウッツァ展望台
(⑩から徒歩10分)

・聖オレフ教会、旧市庁舎、聖ニコラス教会など旧市街と、新市街を望むことができる展望台
・広場からの眺めは絶景
⑫17:00 聖ニコラス教会
(⑪から徒歩10分)

【営業時間】10:00〜18:00
【定休日】月曜、祝日
【所要時間】60分
【料金】€14、€6(学生)
【予約】不要
・タリン旧市街にあるエストニア最古の教会
・現在は博物館兼コンサートホールとして利用
・15世紀の画家ベルント・ノトケによる「死の舞踏」の絵画、リューベックの職人ヘルメン・ローデ作の主祭壇は必見
18:00 観光終了
2日目のモデルコースはこれで終了。フェリーでヘルシンキに戻ります。時間がある場合は、旧市街でディナーを取ってもいいでしょう。
まとめ
自身が訪れたコースを参考に、主要な観光スポットを網羅するモデルコースを紹介しました。ただ、歩く距離も多いため、体力や趣向に合わせてお好みで観光コースをカスタマイズいただければと思います!楽しいヘルシンキ観光を!